当院の消化器科を紹介します!
消化器科について紹介します。
この機会に当院の歴史を調べてみました。複十字病院は、1939年に設立された財団法人結核予防会のもとに、1947年に結核研究所臨床部として病床開設されました。1958年結核研究所付属診療所に変更。1977年に結核研究所附属病院に変更され、呼吸器疾患全般に拡大され、そのときに消化器科が開設されました。ちなみに、1989年に複十字病院に名称変更されました。
消化器科は、現在、常勤医は消化器外科医6名、消化器内科医1名で、消化器内科、消化器外科の外来・入院診療のほか、内視鏡検査・治療、外科手術を中心に行っています。
胃癌、大腸癌、胆石症・胆嚢炎、急性虫垂炎、鼠径ヘルニアなどに対し手術を行っています。症例により患者負担の軽減も考慮し腹腔鏡下手術も行っています。
消化器内視鏡件数は年間4,500~6500件程度行っています。
内視鏡治療は、胃や大腸のポリープや早期癌に対しては、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)による胆道(胆嚢や胆管)・膵管(膵臓の管)に対する検査とERCP手技を応用した治療を行っています。
主に総胆管結石(胆管に結石がある病気)に対しては内視鏡的乳頭切開術(EST)や内視鏡的採石術、胆管癌や膵癌による胆管閉塞に対しては内視鏡的逆行性胆管ドレナージや胆道ステント挿入等を行っています。
消化器科では、内視鏡検査などによる内科的経過観察から、次なる治療が必要になった時の内視鏡的治療や外科的手術まで、カンファレンスを行いながら、治療方針を相談しています。
健診結果や治療について、不安や心配がありましたら、外来にてご相談くさい。
消化器外科 中浦 寛