健康管理センターの新規オプションコースに関して
健康管理センターの新規オプションコースを2つ、ご案内いたします。
1.「筋肉量測定と体の成分の分析」コース
In Body 770を使用して体の筋肉量や脂肪量を測定し、サルコペニアを発見することを目的としたコースです。
サルコペニアとは、一言でいうと加齢による筋肉量の減少、および筋肉の低下のことです。
(In Body 770を使用したサルコペニアの診断は、日本サルコペニア・フレイル学会でも推奨されています。)
サルコペニアは食事や日ごろの運動で予防ができるため、早期に発見・自覚することが健康寿命を延ばすことにもつながります。
コースの内容は
① In Body 770測定 → 測定は、機械に乗り約60秒程度となります。
② 握力測定
③ 医師からの生活指導(希望者に対し行っています)
となります。
(注:ペースメーカーの植え込みをしている方は、In Body 770の測定ができません)
In Body 770の測定方法の特徴として
- 複数の周波数を使用して体組成を測定することで、体内の筋肉脂肪、水分、骨量が評価できる。
- 全身の体組成だけでなく、各部位(上半身、下半身、左右の手や足など)個別のデータが得られる。
- 測定時間が短く、さらに身体への負担が少ない。
- 健康に不安を感じている高齢の方
- 運動不足を感じている中高年齢層の方
- 料金:①検査・説明資料・医師の説明:2530円
②検査・説明資料のみ:1010円 - 検査日:水曜日・金曜日の午前 (1日3名まで)
(医療保険の適応はありません) - 飲み込みの悪さや食事の際の むせ・せき込みなどが気になる方
- 無症状でも誤嚥
(飲食物や唾液を気管内に飲み込んでしまうこと)が気になる方
以上3点が挙げられます。
「筋肉量測定と体の成分の分析」コースをお勧めするのは下記のような方です。
そのほか、In Body 770の測定に興味をお持ちのかたも、ぜひお申込みください。
2.「嚥下
:機能スクリーニング検査と訓練」コース
専門の言語聴覚士(ST)と、医師による嚥下
(ものを飲み込み、胃に送ること)機能スクリーニング検査(無症状の方を対象に、病気を発見するために行う検査)と機能向上のコツを伝えるコースです。
厚生労働省の作成した死因別死亡確率を見ると、年齢とともに、肺炎が死因となっている確率が上昇します。肺炎に罹患する方の約7割が75歳以上の高齢者であることが、指摘されており、また高齢者の肺炎のうち、7割以上が誤嚥性
肺炎(飲食物や唾液などが気管に入ることで生じる肺炎)であると言われています。
「嚥下
:機能スクリーニング検査と訓練」コースでは、測定項目として、舌圧
(舌が上あごに接触する力)の低下に着目しています。
舌はものを飲み込む際、咽頭
へ食塊
を移動するという、重要な働きをしています。舌圧
が低下すると、舌を口蓋
(口内部上側)に押し付けて食塊
移送することが困難となり、嚥下
の時の食物残留やむせの原因となります。
コースの内容は
①嚥下
機能質問票の記入
②舌圧
測定検査
③反復唾液嚥下
テスト
④口腔内視診・嚥下
体操の指導
⑤握力測定
⑥医師からの総合評価
となります。(②~⑤は言語聴覚士が施行)
受診結果で、医療的介入が必要と判断された方には、近隣の医療機関への紹介状(有料)も作成いたします。
「嚥下
:機能スクリーニング検査と訓練」コースをお勧めするのは下記のような方です。
興味をお持ちのかたは、ぜひお申込みください。
料金: 2530円
検査日:木曜日の午前 (1日3名まで)
(医療保険の適応はありません)
健康管理センター