当院の肺がん診療を紹介します!
肺がん診療について紹介いたします。当院は東京都がん診療連携協力病院(肺がん、乳がん、大腸がん)に指定されています。
呼吸器内科では、肺癌中心に、乳腺外科では乳がん、消化器外科では消化器がんに対しての薬物療法を日々行っています。
近年抗悪性腫瘍薬治療の進歩、変化が著しく細胞障害性抗がん剤、分子標的薬、血管新生阻害薬、免疫チェックポイント阻害薬を用いて初回は入院にて、その後は患者側の御希望、生活環境などに応じて入院・外来両方で治療しています。
外来化学療法室は、リクライニングチェアー6席+予備席で午前枠と午後枠で稼働しています。ほぼ満席状態で今後席数を拡大する予定です。
医師が行ってきた静脈留置に関しては、専門的技術と知識を兼ね備えた院内認定のIVナースが誕生し看護師側でルート確保をするようになり、より円滑に治療を行っています。
各診療科医師、薬剤師、「がん化学療法看護」認定看護師含む外来看護師、栄養科、医事課が参加する外来化学療法委員会は毎月開催し,治療薬に関して,外来化学療法室の状況,問題点などを話し合っています。
注射抗悪性腫瘍薬治療の延べ件数は、外来で170~180件/月、入院で90~100件/月です。
今後も安全で適正ながん薬物療法ができるように取り組んでいきます。
呼吸器腫瘍内科 栗本 太嗣