人材育成プロジェクトの実施について
複十字病院(東京都清瀬市)では、次世代リーダー育成を目的に人材育成プロジェクト「ハジメル〜会話で行動を変えていく〜」を教育委員会主催で全6回計14時間のトレーニングを実施しています。(株)スーペリア 代表取締役社長 曽我 香織氏を講師に認定看護師、看護師(病棟・外来)、放射線技師、検査技師、薬剤師、管理栄養士、事務員等、計20名がトレーニングを受講しております。
1月13日(土)、今回で4回目となったコミュニケーショントレーニング。冒頭、受講者を4名ずつ、A、B、C、Dの4チームに分け、事前にグループワークを実施した内容について発表を行いました。
テーマは、「職種ごとのコミュニケーションの傾向と対策を考える」です。
各チームは、年末から今回のトレーニングまで時間のない中、準備を進めてきました。実際に医師、看護師等にMAPS分類を実施し、その結果を調査した上で検討したり、職種ごとでも性別に分けたり、役職によってタイプが異なってくる、シチュエーションによってタイプが異なってくるなど、様々な考察が各チームより発表されました。
“様々なタイプがいることを改めて理解し、認めた上で「自らが変わる」ことでコミュニケ―ション向上が図られていくのではないか。”という結論に至りました。
また今回のチームごとのワークを通じて、「普段、委員会活動や日常業務では会話することのない部門(スタッフ)と意見交換することが出来たことがとても良かった」との意見も聞かれました。
チーム発表の後は、講師の(株)スーペリア 代表取締役社長 曽我 香織氏より、アカウンタビリティとビクティムの状態について学びました。
(コーチング用語では、アカウンタビリティとは、「自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていく意識」と定義。一方、ビクティムとは、被害者的に考え行動する意識と定義。)
【過去の記事】
人材育成プロジェクトに関する過去の記事はこちら
【MAPS分類】
マネージ(M)、アナライズ(A)、プロモート(P)、サポート(S)タイプの4つに分け、それぞれのタイプの特徴を把握した上で相手が受け止めやすいコミュニケーションを交わすためのツール。