複十字病院第23回糖尿病教室を開催しました
8月28日(火)に糖尿病教室を開催し、26名の方に参加していただきました。
今回のテーマは「糖尿病と睡眠の関係」(仲村医師)と「よく眠れていますか?」(中溝薬剤師)でした。
糖尿病は不眠の原因疾患と考えられていて、また睡眠不足では糖代謝が悪化する原因とも考えられています。睡眠リズムを調整するホルモンは20時から深夜2時ごろにかけピークになるため少なくともこの時間帯までには眠ることが大切です。寝室は暗く静かにし、眠る4時間前からカフェインはやめる、飲酒は睡眠の質を著しく低下させるので注意、と具体的な対策も話されました。
薬剤師からは睡眠薬との付き合い方について、普段具体的な薬効、効く時間など聞く機会が少ないためとてもためになるお話しでした。効果が短いから安全という訳ではなく飲んでいる期間、作用時間が短い、減量する期間が短いほど離脱症状(依存症)が生じやすいといった話しもありました。薬に弱い、強いの区別はできず、身近な人が「効果があった」からといって自分にもあてはまるわけではありません。薬剤師にお気軽に相談してほしいです。