「誤嚥そして予防の心がけ」
(薬と健康のはなし)
あれ!?ごくん、て飲めないぞ!?
そもそも誤嚥とは…
誤嚥とは、食べ物や唾液などをごくんと飲み込むときに、食道に入らずに気管の深いところに入ることをいいます。
誤嚥は嚥下障害のひとつです。
ここで嚥下とは、
口から入った食べ物は食道・胃へと流れていきます。この一連の流れのことを嚥下と言います。
嚥下障害があると、本来楽しみである食事が苦痛となってしまうことがあります。
また誤嚥は肺炎の引き金になってしまうことがあります。
誤嚥が原因となって起こる肺炎を誤嚥性肺炎と呼びます。
誤嚥性肺炎とはどんな病気?
元気な人でも、何かの拍子に食べ物や飲み物が気管に入ってしまい、むせてしまうことがありますよね。健康な状態であれば、「ケホケホ」と咳き込むことで気管に入った物を出せます。しかし高齢者や抵抗力が落ちている方などは吐き出す力が弱くなってしまい、気管に入ったものを出すことができません。そのため、細菌が肺に入って繁殖し肺炎を発症してしまうのです。
~誤嚥予防でできること~
大切なお薬を飲むときにできる工夫をご紹介
服薬ゼリーを活用しましょう!
水オブラート法のご紹介!
水オブラート法ではお薬の外側にオブラートがゼリー膜を張るため、水饅頭のように滑りが良くなり、口内や喉へのお薬の張り付きや残留の解消が期待できます。
生活の中での誤嚥予防のアドバイス
お食事の工夫
硬いものが食べにくくなっているようなら、煮込んだ柔らかいものへ。また刻んだり、押しつぶして、食べやすいものにしてみてください。
また水やお茶などは誤嚥しやすい為、トロミをつけてみましょう。
お口の中を清潔に
口の中は細菌が繁殖しやすく、唾液に菌が付いたまま誤嚥すると、肺炎になってしまう恐れがあります。歯だけではなく舌も磨き、うがいができるなら行いましょう。
お薬を飲みやすくする工夫や飲み合わせ、副作用など
疑問に思ったら薬剤師までお尋ねください♪