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病院のブログ

運動の効果について

新型コロナウイルス感染症により、外出や運動の機会が少なくなっている方も多いのではないでしょうか?

体力を落とさないために、しっかりと身体を動かすことが必要です。
しかし、「運動の効果」を知っている方は少ないのではないでしょうか?

今回は、運動の効果についての研究報告をご紹介します。
①2008年に世界の中で3本指に入るという有名雑誌「Nature」に掲載された研究では、骨格筋の中には、抗炎症作用に影響する遺伝子物質(PGC-1α)が含まれていることが発見されました。この物質は身体活動(Physical Activity)に影響を受ける」と報告されています。
これはつまり、
「適切な活動量を保つことは、全身の炎症を抑えるとともに、筋肉の炎症も抑え、筋肉量の減少を抑制できる」
ということを示唆しています。

②2019年に「JAMA International Medicine」という雑誌(こちらも有名な雑誌です)に掲載された研究では、
「1日の平均歩数4400歩の女性は、1日の平均歩数2700歩の女性より、死亡率が低かった」こと「死亡率低下に関連するのは、歩行速度ではなく歩数であること」であることが報告されています。
つまり、寿命を延ばすには、自分のペースで毎日歩いた方がよいということを示唆しています。

このように、運動することの効果について、色々な研究がされています。

コロナ禍で体力を落とさないために自分にあった運動をしましょう!

※ただ、普段あまり運動をしていない方が、急に運動を始めると呼吸器や循環器に負担がかかり息切れ・動悸が生じてしまうことや、腰や膝を痛めてしまうことも多いですので、運動の開始にあたっては主治医やリハビリスタッフに相談するようにして下さい。

次回の記事「どんな運動をすればいいの?」はこちら