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病院のブログ

認定看護師について【前編】 ~感染管理/緩和ケア/認知症看護~

皆さん、「認定看護師」をご存じでしょうか?
認定看護師とは、高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護実践ができると認められた看護師のことです。

認定看護師はどのような活動をする看護師でしょうか?

患者さんやご家族によりよい看護を提供できるよう、認定看護分野ごとの専門性を発揮しながら「実践・指導・相談」を果たして、看護の質の向上に努めています。
他の看護師に対して自らが手本となり、専門知識や看護技術などを指導し、水準の高い看護を行えるように働きかけたり、看護の現場での問題や疑問の相談に乗り、改善策を導きだせるよう認定看護分野の専門知識に基づき支援します。

当院には7分野8名の認定看護師が在籍しており、それぞれ看護における専門性をもって活動しています。
今回は当院で活躍する認定看護師の紹介と活動内容および患者さんへのメッセージをお伝え致します。

前編となる本記事では、感染管理(佐藤認定看護師)/緩和ケア(小林認定看護師)/認知症看護(樋口認定看護師)の3分野についてご紹介します。

感染管理

感染管理認定看護師の佐藤です。
感染管理の専従看護師として、院内感染予防のために感染対策チーム(ICT)・抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として活動しています。
院内では、患者さんに安心安全な治療や療養生活が出来るように、職員全体で院内感染を防止するための取り組みを行っています。
院外では、近隣の病院と連携をとり、地域の感染対策についても情報交換をしたり相談を受けたりしています。
新型コロナウイルス感染症は、まだまだ先が見えませんが、地域の皆さんや職員、その家族も含めたワクチン接種の推進をしながら、皆さんで感染に負けない対応が出来るようお手伝いさせて頂きたいと考えています。

感染対策についてはこちら

緩和ケア

緩和ケア認定看護師の小林です。
緩和ケアチームの専従看護師として、患者さん・ご家族の意向を反映したよりよいケアを提供できるよう、病棟スタッフや他の職種とも協力しながら入院中の患者さんを支援しています。緩和ケア外来では、がんの治療中の方や療養生活が中心となられた患者さんが、自分らしい暮らしを続けられるよう、症状を和らげる治療とともにご家族の思いも伺いながら緩和ケア医師と共に取り組んでいます。病気の体験は選択の連続です。患者さん・ご家族がどう考えていて、何を求めているのかに耳を傾けながら、一緒に立ち止まって考えたり悩んだりする中で見えてくるものがあると思っています。ゆっくりお話しを伺える看護相談も行っていますので、どうぞお気軽にご利用ください。

がんセンター(外来化学療法科・緩和ケア診療科)はこちら

認知症看護

認知症看護認定看護師の樋口里香です。
超高齢社会の現代日本では、誰もが認知症と共に生きる社会となりました。
複十字病院は東京都清瀬市の地域連携型認知症疾患医療センターに指定されており、私はその専従相談員として主にもの忘れ外来で、患者さんとご家族が安心して笑顔ある生活を続けるために、生活習慣の見直しや必要な支援がスムーズに受けられるよう一緒に考えていけたら、と思いながら活動しています。それから、院内の主に看護職員対象の研修や、認知症ケアチームの一員として認知機能障害のある入院患者さんのケアの相談や助言を行っています。そのほか、地域で活躍する医療介護専門職の方々に向けた認知症ケアについての研修や、認知症の人への支援について清瀬市の多職種多機関で検討する活動もしています。
誰にとっても他人事ではない認知症について、「聞きたい」「知りたい」「どうしたらいい?」というときは、どうぞ気軽にご相談ください。

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後編では、がん化学療法看護/慢性呼吸器疾患看護/皮膚・排泄ケア/糖尿病看護についてご紹介いたします。

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