クリニカルパスについて
クリニカルパスについて
クリニカルパスとは、入院から退院までのスケジュールのことです。
クリニカルパスを使用することが決定した時点で、いつ何の検査や治療を行うか、歩行やリハビリ、食事、入浴がいつから可能か、退院までのおよその日数といった入院生活の流れがわかる仕組みです
患者さんにとって、治療の全体像を把握することは心の準備や入院生活の不安解消につながり、また医療スタッフへの治療についての質問もしやすくなります。
医療スタッフにとっても、治療にあたるすべての職種が同じスケジュールを基に行動することで、チーム医療を促進・強化することができ、より確実、安全な質の高い医療を患者さんに提供できます。
しかし、すべての患者さんにクリニカルパスが使用できるわけではありません。標準化しにくい病気の場合や、患者さんの状態によってはクリニカルパスが使用できないこともありますのでご了承ください。
当院では、呼吸器・消化器の検査パス、肺・胃・大腸・乳腺などの手術パス、がん化学療法パス、非結核性抗酸菌症治療薬のパスおよび認知症治療薬のパスなど、積極的にクリニカルパスの導入を進めており、毎月クリニカルパス委員会を開催し、新たなパスの作成や改訂を行い、よりよい医療を提供できるよう努めております。