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大腸がん

日本では1年間に約100万人の方が、がんと診断され、約38万人の方が、がんで亡くなっています。がんの罹患率の第1位が大腸がんで、第2位が胃がんです。それにもかかわらず東京都の胃がん、大腸がんの検診受診率は40%程度にすぎません。

よく、「うちの家系にはがんはいないから大丈夫。」という方がいますが、家族性のあるがんは大腸がんでは30%、胃がんでは10%程度です。

どんながんでも自覚症状が出たときは進行していることが多く、早期発見が重要です。
例えば、大腸がんの初期のステージ1であれば5年生存率97%ですが、ステージ4では20%まで悪化します。同じ大腸がんでも、発見時期でこれほど生存率が変わってきます。また、進行すればするほど、抗がん剤治療など経済的負担も大きくなります。

日本人の2人に1人が、がんになるといわれています。がんにならない完全な予防法は現時点ではありません。早期発見すれば、がんは完治できる時代です。

毎年、検診をきちんと受けて早期発見、早期治療に努めてください。大腸がん検診では、対策型検診として便潜血検査が行われます。40歳以上の方であれば、年に一度、自治体の補助を受けて検査を受けることができます。自己負担額は自治体によって異なりますが500円程度です。便潜血検査は、大腸内視鏡検査に比べると精度が低いものの、大量の下剤を飲む必要もなく、副作用や合併症が起こる心配もありません。どなたでも気軽に受けることができます。

症状の有無にかかわらず、40歳を過ぎたら大腸がん検診を受けることをお勧めします。

 

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