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診療案内

非結核性抗酸菌症・気管支拡張症専門外来


非結核性抗酸菌症や気管支拡張症に罹患された患者さんのための専門外来です。
病気の診断、評価、治療をおこなっています。
*セカンドオピニオン外来や原発性線毛機能不全症候群の診断は別枠で行っています。

非結核性抗酸菌症

「非結核性抗酸菌症」とは、結核菌とらい菌以外の抗酸菌で引き起こされる病気のことです。主に、肺に病気がある方、免疫の弱い方、中高年女性を中心に患者数が増え続けています。本邦では、MAC菌(アビウム菌とイントラセルラーレ菌を合わせた呼称)が9割を占めていますが、近年はアブセッサス菌も増えています。
非結核性抗酸菌症の治療は、複数薬剤を組み合わせて長期に内服する必要があるため、治療開始のタイミング、薬剤選択と内服管理、副作用対策のために知識と経験が必要になります。特に、難治となった方や副作用で治療を中断せざるをえなかった方、またアブセッサス菌の管理は難しいため、多くの患者さんをご紹介頂いています。また、手術療法を含めた集学的治療のために外科専門外来や喀血の原因として非結核性抗酸菌症の頻度が高いことから、喀血外来とも連携しています。
近年は、アスペルギルス症を併発した患者さんも増えてきています。上記のどのタイミングでも構いませんのでご連絡、ご相談頂ければ幸いです。

気管支拡張症

気管支拡張症は、様々な原因によって気管支が拡張してしまい、そこに緑膿菌などの持続感染を来し、咳痰に悩まされる病気です。悪化すると息切れ、発熱、体重低下など様々な症状がでて生活の質は著しく低下します。
この病気の診療では、その原因を検索し、重症度の評価を行い、そして集学的な治療をしてくことが基本となります。これらによって、症状を軽くし、増悪を予防し、生活の質を保つことを目標とします。個々の患者さんに合った方法で治療していく必要がありますが、気管支拡張症は専門とする医師はわずかしかいません。
最近は、肺MAC症の治療後の気管支拡張症で悩まれる方が増えてきています。
専門外来へご連絡ください。

セカンドオピニオン外来では、時間をかけて分かりやすく疑問に答えるようにしています。治療開始、副作用対応、治療の中止の判断、生活に関する疑問、等にお答えしています。
原発性線毛機能不全症候群という稀な疾患の診断、管理も行っています。

診察日について

非結核性抗酸菌症・気管支拡張症専門外来診療体制:月・木曜日の午後(要予約)となります。

※初回の方は、月曜日の午前のみとなります。

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 森本
初回の方のみ
第1・3・5
午後 森本 森本

倉島
※再診のみ

呼吸器センター医長
森本耕三
(もりもと こうぞう)

分かりやすい疾患情報

外部リンク:お医者さんオンライン

気管支拡張症

非結核性抗酸菌症