【重要】新型コロナウイルス感染症の発生のご報告（10月4日　第一報）

　当院では、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しこれまで発熱外来、入院診療を行ってきましたが10月1日（金曜日）職員1名が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。当該病棟の入院患者さんと職員につきまして10月1日から10月3日にかけて濃厚接触者をはじめとする接触者全員（87名）にPCR検査を行った結果、患者さん7名の陽性を確認。合計8名（職員1名、患者さん7名）の陽性が確認され、クラスター（集団感染）を発生したことが明らかになりました。引き続き感染リスクの高い接触者には抗原定量検査を連日施行し、多摩小平保健所の指導も仰ぎながら感染拡大の防止に努め、早急な終息を目指しております。
　陽性が判明した8名は特定の病棟に限局しているため当該病棟における新規入院の受け入れを当面は休止とさせていただきます。しかし、非感染区域で実施している外来診療ならびに救急診療は、安全体制を堅持しながら可能な限り行って参ります。また、診療体制に変更が生じた場合には速やかに報告させていただきます。
　新型コロナウイルス感染症対策につきましては、これまで懸命に治療ならびに院内感染防止対策に取り組んできたにも関わらずこのような事態を招いてしまいました。患者さんやご家族の皆様をはじめ近隣医療機関の皆様にはご心配やご不便をおかけしますが、今後とも安全な医療提供に努めてまいりますので、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
　職員一丸となって、さらなる感染防止対策を講じて、当クラスターを一日も早く終息させるよう全力で対処してまいりますので、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

2021年10月4日
公益財団法人結核予防会複十字病院
院長　大田　健