結核・非結核性抗酸菌症を中心とした呼吸器領域研修の募集
募集要項
対象:呼吸器内科医、もしくは、感染症科など他科を専門とするが結核または(および)非結核性抗酸菌症ほか呼吸器疾患について学びたい医師を募集しています。
期間:期間は希望に沿って受け入れています。
待遇:4か月以上の長期で幅広く研修を希望される方は、非常勤対応となります。主治医または担当医として診察を行い、基本から最新の情報まで経験豊かな医師が指導します。4か月未満の短期研修も可能ですが、待遇やDutyについては要相談となります。
当院の特徴
結核および肺非結核性抗酸菌症について
結核については国がさだめる結核の高度専門医療機関のひとつです (当院と大阪の近畿中央胸部疾患センター)。2018年の結核症例数は入院256例(うち多剤耐性結核19例)、外来43例(うち多剤耐性結核で治療を外来で開始した者2例)と数多くの症例を経験できます。多剤耐性結核の診療数は国内で随一です。潜在性結核を含めた標準治療、副作用対策、多剤耐性結核の治療法を学べます。結核病学会指導医が4名おり、結核診療ガイドライン作成に携わっている医師の指導を受けられます。また、院内感染対策、保健所との連携による結核対策、外科治療なども含め、結核への総合的な対策について学ぶことが出来ます。
肺非結核性抗酸菌症の年間診断数は2006年165例から2016年278例と増加しており、同期間の総診断数は2,155例でした。難治性肺MAC症に加えて近年肺M. abscessus 症が増え続けており、呼吸器科を中心として集学的治療を行っています。外来レベルでの診断、フォローから治療導入、さらに紹介される難治例の強化治療を行います。さらに、肺非結核性抗酸菌症の原因、結果としておこる気管支拡張症の鑑別、マネージメントを学びます。
カンファレンス
- 呼吸器カンファ 火曜日17:00-
- 結核カンファ 呼吸器カンファのあと
- キャンサーボード金曜 8:15- (癌以外<結核、非結核性抗酸菌症も含む>の外科相談も含む)
- びまん性肺疾患検討会 隔週水曜 8:00-
- 非結核性抗酸菌症カンファ 第四または五水曜 16:00- (外科と合同)
- 結核についての保健所との連携カンファ 第三火曜 13:30-15:00
教育
結核についての講義:火曜日8:15-45
時期が合えば結核研究所の研修コース(3日コース、1週間コース、2週間コース)や結核審査会に参加ができます。
長期的に、結核を中心として基礎研究などを希望される方は、結核研究所の長崎大学院大学へ入学することができます。
Duty
入院患者の診療がメインで、定期の外来診療は原則としておこないませんが、外来での救急患者などの対応や日当直勤務もおこないます。